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<空き室情報>

シェアハウス

「やすらぎの泉」の

ホームページにようこそ。

 

2017年4月21日現在で、

「やすらぎの泉」本館には、 空き室があります。

※別館は、2016年1月末をもって閉館となりました。

 

 「お問い合わせ」ページよりお問い合わせ、お申し込みをしてください。

満室でも、キャンセルが出て空きがでることがあります。とりあえずお問い合わせ下さい。

 

<ご予約は利用料の振込みをもって確定といたします>

  振込先 ゆうちょ銀行

 記号 15450

 番号 24277151

 名義 やすらぎの泉

 

<本館住所>

〒709-0441

岡山県和気郡和気町衣笠725-1

 

 

【新・除染ルール】2014.3.26.

※やすらぎの泉を、安全な環境に保ち、安心して長くご利用いただくため、ご協力をお願いいたします。

 

①靴は、新しいものをご持参ください。居住地で使っていたものは、敷地内でははかないようお願いします。(子供たちが、庭で遊びます。土いじりをしたり、小さい子は、土や石を口に入れることもあります)

 

②かばん類は、使い捨てできるキッチンペーパーなどで水拭きをお願いします。

 

③衣類は、できれば、避難用のものをご持参いただくことが望ましいです。(放射性物質は、洗っても落ちるかどうか不明です。難しい場合には、居住地では室内干しをしていた衣類をお持ちください。

 

④到着されたら、入浴と着替えをお願いします。

 

⑤荷物を送ってきたダンボール箱は、部屋の中に持ち込まないようにしてください。(荷造りするときに内側にビニールブクロを入れて、到着したらビニール袋ごと取り出すと便利です。)

 

⑥車で来られる場合には、洗車をお願いいたします。

エアフィルターの交換もお願いいたします。

 

 いろいろとご負担をおかけしますが、安心して生活できる場を確保するためご協力をお願いします。

「やすらぎの泉」お世話係の感想

 

 

シェアハウス「やすらぎの泉」に来られるお母さんと子ども達のそばにいて思うこと

               シェアハウス「やすらぎの泉」世話人:延藤好英

 

 今年3月11日午後4時頃だったか、家に帰って何気なくつけたテレビ。そこに映っていたのは名取川を逆流している津波だった。土手を乗り越え、畑を飲み込み、道を走る車を飲み込み、民家を流していくリアルタイムの映像だった。「何が起こっているのか」「人はどうなっているんだ」。わたしの心は、「とにかく人が助かってほしい」ということが一番大きかった。あらゆる年齢の人たちが、今あそこでどうなっているのか。

 そして、もう一つのことがわたしの心に浮かんでいた。それは「現地の人たちはものすごく大きな経験をしている」ということであった。これから何を語るにしても、この経験を持っているか持っていないかで決定的に質の異なる言葉となるような経験。人間と大自然が共に放り出され引き裂かれる中で一瞬姿を現したもの。今まで秘密にされ隠されていたけれども、この時だけ開かれた、生命の真の姿。その目撃者となる経験である。

 

   その後時間が経つにつれて、その被害の大きさは徐々に明らかにされていった。津波で、火事で、人が死に、行方不明になり、傷つき、家が流され・・・。その一方で多額の義援金が全国から寄せられた。その額の多さに驚かされると共に、それらが有効に使われていないことにこの国のもう一つの現実を知らされた。

 またわたしたちの「優しさ」が自己満足というか、単発的というか、とにかく不十分であることを思わされた。この義援金がどのようなルートでどのように使われるのか。その使われ方は、受け取る人々のニーズに応えるようになっているのか。そこまでちゃんと見届ける、関心を持ち続けるようにならなければ。

 

 もう一つの、思いがけない災害は原子力発電所の事故による放射能汚染である。その後の政府の対応を見ても、これが政治と金の問題であることを感じる。被爆していく人たちの将来に目をつぶり、保身にのみ奔走する人たち。その中で子ども達を被爆から守るために、悲痛な思いの中で情報を集め、動き出す親たち。

 7月からシェアハウス「やすらぎの泉」に放射能の汚染から子ども達を守りたいという母子を迎えるようになった。当初、福島県からの申し込みを予想したが、実際は関東圏の方々が申し込まれた。岡山にいると分からなかったのだが、関東圏の汚染も深刻であることが徐々に分かってきた。お母さん達は、母としての直感だろうか、「今動くこと」の大切さを感じ決断され、一時避難をして来られる。今までの慣れ親しんだ人々、愛着のある土地を離れ、今まで行ったことのない岡山の地に来られる勇気。

 「やすらぎの泉」は、一時避難の家として利用していただいている。7月にオープンしてから10組を超える方々が利用してくださった。一時避難を終えて家に帰られる方も多いが、3組の母子が「やすらぎの泉」の近辺にそれぞれにアパート等を借りて住み始められた。

 

 ここに来て、まずお母さんご自身がホッとされている。放射能汚染の心配のない野菜が豊富に手に入ること、窓を開けて風を入れられること、子ども達が外で遊んだり土にさわっても心配ないことなどがその理由である。地震がないことで安心を取り戻していく子もいる。更に、都会では味わえなかった自然の中での生活。川に入ったり、どろんこ遊びをしたり、町の人たちとあいさつを交わしたり。のびのびと、その子本来の力が引き出されてきている感じがする。

 また、シェアハウスなので、昼間だけでなく夜も朝も他の子ども達と一緒という生活。それが、自己主張したり我慢したりということで子ども達の成長を促していると思う。避難期間が過ぎればお別れになり、つらい涙も流すが、それだけ大切な友達になれたということだと思う。

 テレビのない生活というのも良いようである。沢山の方が絵本をプレゼントしてくれたので、それを読んでもらったり、おもちゃで遊んだり。親子の大切な時間を過ごしていると思う。

 

 これからの展望というのは、わたし自身は持っていない。ここまで神さまが導いてくださったことに感謝している。受け入れるシェアハウスを整えるための人々も、この場所を見つけ出し申し込まれた人々も、神さまが出会わせてくださったことを思い大切にしたい。 更に、新しい展開として、一時避難を経験した後この町に住み始めた方が、別の一時避難をする方を自分の家に迎えるということが起こっている。これもまた時が満ちて始まった新しい流れだと思う。

 一つ「もしそうなったらいいのにな」と思っていることがある。わたしたち夫婦は里親である。日本では、養護施設が定員一杯の状態である。子どもにとって、血のつながりはなくても「お父さん」「お母さん」と呼べる大人がおり、帰る家があるということは生きる上での大きな力になる。今回の震災で多くの人が家族の絆の大切さを改めて知った。

 シェアハウスを経験された方々が、自分の子どもだけでなく、里親として子どもを受け入れ、共に育っていく道を歩んでくれたら。そのようなことが当たり前になっていったら、日本の社会はもっと住みやすい、優しい社会になっていくのにと思う。そうなれば、この度のつらいつらい経験が、暗闇から光に向かう宝の経験となるのではないだろうか。

 

 

 

シェアハウス「やすらぎの泉」に来られるお母さんと子ども達のそばにいて思うこと                                                             

                                                                      延藤知子

 

 シェアハウス「やすらぎの泉」がオープンして4ヶ月経ちました。入居されるお母さんと子ども達をお迎えする度に、まず、ここにたどり着くまでが大変だったろうと思います。

 幼い子どもを放射能から守り育てるために、家族と相談を重ね、今まで住み慣れてきた地域との関わりを一旦切って、引っ越す準備をし、子どもを連れて長旅をし、初めての土地、家に、仲間に・・・。

そして、送り出すお父さん、ご家族にとっても、今までとは違う生活が始まります。

大きな決断と勇気に、子どもへの愛情の深さと守る意志の強さを感じます。

同時に、家族を離ればなれにしてしまった放射能を恐れ、怒りを覚えます。

 

 お母さん達は、不安や不便を抱えながらも「やすらぎの泉」での生活を楽しんでおられるように思えます。

和気という土地も気に入ってくださって嬉しいです。子ども達も早く慣れて、元気に遊んでいる姿を見られるのは嬉しいですし、良かったなあと思います。


 わたしははじめ、シェアハウスでの生活を、みなさんどんなふうに感じられるのかなと少し心配していましたが、大家族のような雰囲気でお互いに子どもの世話をしたり、語り合ったり、心強く感じておられるのではないかなと思います。子ども達も兄弟のように一緒に育っていって、シェアハウスの良さを感じます。


 お母さんも子ども達も、地域や教会に積極的に関わっておられます。また、地域や教会の人たちも、いつも心にかけてくださり、協力してくださいます。一時避難の生活ですが、新しい生活を築いていっている力強さが、すごいなと思います。

 

 これから移住し、就職や子ども達の入園、就学などもできるようになって、根を下ろした生活ができるように、また、一日も早く、家族みんなで暮らせるようにと願ってやみません。


 わたし自身は、「やすらぎの泉」のみなさんと日常の生活を近くで一緒に過ごすということで、これからも関わりを大切に、また楽しんでいきたいと思っています。